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訪問診療研修 報告会
2018.01.17 ブログ

研修担当事務のIです。

1月13日に第1回訪問診療研修報告会を行いました。
 

岡山協立病院では、​2016年度入職の研修医(今の2年目研修医)より、岡山医療生協内の事業所で週に一度の訪問診療研修を行っています。

6名の研修医より、3~7か月間の訪問診療研修で学んだことを発表してもらおうと、今回初めて報告会を行いました。

​1年目T先生「患者・家族・介護スタッフのコミュニケーション」
​1年目F先生「CGA(高齢者総合的機能評価)による評価を行った症例」
​1年目C先生「要介護Ⅳで公営住宅に一人暮らしをしている女性の症例」
​1年目Y先生「89歳女性の症例から訪問診療のメリットとこれからの問題」
​2年目T先生「協立病院での麻酔科研修で診た患者さんを在宅でも診た経験から」
​2年目T先生「訪問診療で学んだこと(投薬・理想的な独居高齢者の住まい・基幹病院との密接な連携)」


細かいテーマは決めていませんでしたが、6人それぞれ個性の光る報告で、とても良い内容でした。


「病院では見ることのできない退院後の生活を、自分の目で見ることができた」
​「入院中と退院後では求められるケアが違うと分かった」
​「生活状況から、内服薬の処方だけではなく、社会的資源の処方を考えられると感じた」

​と、訪問診療研修で得たものは多かったようです。

「疾患ではなく人を診る」ことの大切さを知ろうという、1年目の早いうちからの訪問診療研修を行うことの意義を理解できていることが分かり、私もとても嬉しかったです。

また、このような報告会を設けることで、研修を振り返るいい機会になった、他の診療所ではこんな研修してるんだと知れてよかった、と研修医の先生からも「やって良かった」との声がありました。

今回は地域の組合員さん含め、40名以上の参加がありました。

​研修を行っている岡山医療生協内の岡山東中央病院、コープ西大寺診療所、コープみんなの診療所、コープ大野辻クリニックの先生・看護師の皆様からもコメントをいただき、とても良い報告会になったと思います。


参加者の皆様からも、
「生活背景や環境まで考えて対応している姿に感動した」
​「患者さんの背景を知ることの大事さを実感しているということがひしひしと伝わってきた」
​「医療・介護の原点に戻ることができる報告だった」
と、たくさんの感想をいただきました。

​特に、「来年以降も報告会をしてほしい」との声が多く、今後も継続してこのような振り返りを報告する場を作れたらと思います。

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