メインとなる講演会では、「魅力あふれる　家庭医療と総合診療」と題して草場医師の貴重なお話を伺いました。

​なぜ、自分が総合診療医を目指そうと思ったのかといった経緯から、専門家としての総合診療専門医の在り方についてや育成に関することなど、幅広い内容が盛り込まれたとても勉強になる内容でした

​私が、特に印象に残っているのは家庭医療・総合診療の魅力についてのお話です。
​総合診療医は診断医と思われることもあるが、そうではなく、総合診療医は疾患の90％は自身で治療し、残りは病診連携で専門家に紹介するといったことを学びました。
​そして、さまざまな疾患を幅広く診ることができ、何気ない症状から病気を見つける総合診療医のすごさと魅力を十二分に感じられるお話で、大変勉強になりました！！

​また、講演会の最後には、これからの家庭医療・総合診療の展開のお話もあり、今後は医療連携体制がとても重要になってくること、総合診療医の存在の重要さを改めて感じました。

その後は、草場医師によるクリニカルジャズを用いた教育カンファレンス、研修医・若手医師による病院研修の報告といった内容でした！

​病院研修の報告では、3人の後期研修医が報告を行い、それぞれ全く違う視点での発表で、医師のカラーがでておりとても良い発表でした

今回の講演会には、医学生の参加もありました！
​総合診療に興味のある方はもちろん、そうではない方も、
​こういった機会を有効に活用して、
​学生のうちからその道のプロのお話を聞いたり、医師や研修医と交流の機会をもつことはとても大切です
​医学生の皆さんは、学内掲示などでこういった学習会の案内もされていると思いますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね
 

​※草場　鉄周　医師･･･北海道家庭医療学センター理事長、日本プライマリ・ケア連合学会理事長、京都大学医学部非常勤講師