8月16日、医系学生向け企画「夏学習~真備災害から3年~」をWEBで開催。県内の学生10名、他県2名の学生が参加しました。
約330名の避難住民を受け入れた村松友義院長(まび記念病院)の話では、様々な支援を受けるなか、例えば市による救援物資が水際まで運ばれたにもかかわらず、住民救出を任務とする自衛隊・消防隊は物資搬入ができなかった等、縦割りの弊害が紹介されました。
真備歯科診療所の小坂勝巳前事務長からは、診療所も被災するなか、全国の民医連職員と進めた避難所への支援や、約3200件の組合員訪問が紹介。「熱中症にかかったが、治療の医療費が心配」といった不安とともに「医療生協の歯科にかかりたい」と励まされ、逆に職員が勇気づけられたそうです。また、住民から寄せられた署名2300筆で、全国初の負担6か月延長(国民健康保険・介護保険)も紹介されました。
学生からは「感情が動かされる様な講義でした」「(災害時)医療を後回しにしてしまう状況について将来医療従事者となる者としてどのようなことができるか考えていきたいと思います」などの感想が出され、将来像を深く考えさせられる企画となりました!
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