地域包括ケア病棟
患者・家族に寄り添い、住み慣れた場所でその人らしく
生活できるように退院支援をすすめ、地域に貢献します。
我が国では2025年に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、世界でもまれな超高齢化社会を迎えます。医療需要が増え、急性期の病床は足らなくなることが予想されます。
しかし、急性期の症状が良くなっても、すぐに退院できる患者ばかりではありません。
重症の肺炎を患った高齢者が1〜2週間で自宅に帰ることは非常にまれなケースです。
もう少しリハビリが必要な方、看護や治療が必要な方に入院医療を提供することを目的としてこの度地域包括ケア病棟を開設いたしました。
急性期から地域への橋渡し的役割として、患者さんに安心して治療に専念いただき、円滑に対応できるように支援できたらと考えております。
私たち地域包括ケア病棟スタッフ一同、それぞれの患者さんのお気持ちを大切にした医療を提供できるよう尽力していきたいと思います。
地域包括ケア病棟とは、急性期治療を終了しすぐに在宅へ移行するには不安がある患者さんに対して、在宅復帰に向けて診療、看護、リハビリを行うことを目的とした病棟です。
急性期から維持期への療養生活環境を整えるために医師、看護師、介護士、医療ソーシャルワーカー(MSW)、リハビリ担当者が医療チームとして患者さん、ご家族と関わっていきます。
入院生活のなかで、患者さんやご家族の思いを尊重しながら、退院後の生活に困らないように日常生活の援助を行い、安心して退院していただけるように努めています。
入院前の生活状況の確認
病状の確認と退院先の相談と決定
自宅訪問(必要に応じて)
具体的なサービス利用の調整
退院