診療科・部門の紹介
2024年4月現在、理学療法士30人、作業療法士17人、言語聴覚士10人、臨床心理士1人、事務1人、運転手2人が、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、循環器疾患、内科疾患などの多様な疾患を持たれている患者様に対し、スタッフ間の連携を大切に日々臨床しております。
当院にはHCU、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟、特殊疾患病棟があり、リハビリテーションの必要性に応じて、365日体制で治療しております。
また、訪問リハ・通所リハの介護事業所の指定をうけており、入院から退院後までの充実した治療が行える体制を整えております。
岡山医療生活協同組合の地域の組合員さんの保健活動(体操、リハビリ講話)にも取り組んでおります。
2008年2月に回復期リハビリテーション病棟を開設して以来、病棟配置のリハスタッフを中心に診療しております。
医師、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、ソーシャルワーカー、管理栄養士などのスタッフが連携し、患者さんの自宅復帰や、社会参加を念頭においた治療、訓練を行っています。
早期退院に向けて充実したリハビリテーションをチームで行うことを心がけています。
また、院内にて学習会を積極的に行っており、より良い医療を目指しています。
2011年8月に開設された緩和ケア病棟に専任のリハスタッフを配置しております。
患者さんに苦痛なくお過ごし頂き、生活の質を高く保つ事をめざしています。
体力低下を防ぐために運動療法を行ったり、ベッドやトイレ、手すりの調節や食べやすい食品を紹介したりしています。
臨床心理士は、患者さんやご家族の抱える心理的不安・苦痛をやわらげるために、心理療法をしたり、お話をお聴きしたりさせていただきます。
心臓リハビリテーションでは安全で効果の高い運動を行うために心肺運動負荷試験(CPX検査)による処方が推奨されています。
当院でもCPX検査を実施しており、検査結果を基に患者さん1人1人に適切な運動の種類や強さの指導を行っています。
退院直後の環境調整や動作指導、在宅生活の中での機能訓練や自主練習指導など幅広く対応しています。
特に、回復期リハ病棟や地域包括ケア病棟を退院されて1週間~1ヶ月程度の短期間はご自宅の生活に慣れていただく時期です。
この時期に集中した訪問をして生活動作や家事動作の練習はもちろん、ご家族や他職種への介助指導や社会参加に向けた関わりを行っています。
また、飲み込みやコミュニケーションのリハビリにも対応しています。
状態に応じて主治医やケアマネジャー等の他サービス事業所と連携を図り、安心して地域で生活ができるように援助しています。
当院の通所リハビリは、1回70分と短時間です。
食事・入浴・レクリエーションなどのサービスは行わず、機能維持と回復をめざした練習に特化しております。
利用者様ごとに練習プログラムを作成し、専門職による指導と栄養指導を行っています。
コミュニケーションのグループ練習には失語症についての基礎的知識と援助技術を身につけた会話パートナーボランティアさんも参加しています。
臨床心理査定と臨床心理面接を行っています。臨床心理査定では、患者さんと一緒に活動し、患者さんの行動を観察します。
また、面接や心理検査を用いて、その方の性格・背景を査定します。
査定の結果をふまえて、カウンセリングを実施します(臨床心理面接)。カウンセリングでは、その方にあった心理療法を組み合わせて実施します。
当院では、患者さんとそのご家族に対して心理相談を行っています。
心理相談では、まず、対象者の心理社会的状態を理解します。
そして、次に問題解決を検討しています。状態の理解には、臨床心理査定を用いて、問題解決には、カウンセリングを用います。
医師による嚥下内視鏡検査(VE)の結果をもとに安全な食事のとり方を練習します。
詳しい評価が必要な場合は嚥下造影検査(VF)を行っています。
外来や往診での評価も行っていますので詳しくは、地域連携室までお問い合わせ下さい。
◆運動器認定理学療法士(PT:1名)
◆脳卒中認定理学療法士(PT:2名)
◆呼吸器認定理学療法士(PT:1名)
◆循環器認定理学療法士(PT:1名)
◆3学会合同呼吸認定療法士(PT:10名、OT:1名)
◆心臓リハビリテーション指導士(PT:4名、OT:1名)
◆心不全療養指導士(PT:1名)
◆骨粗鬆症マネージャー(PT:1名)
◆摂食嚥下リハビリテーション認定士(ST:1名)
理学療法とは、検査・測定に基づき、何らかの疾患・障害(スポーツを含む)などに起因する機能・形態障害を対象とします。
運動療法によって筋力・関節可動域・協調性といった身体機能の改善を図り、また、温熱・水・光線・電気などの物理療法によって痛み、循環などの改善を図ります。
最も基本的な日常生活動作(起きる・座る・立つ)を獲得するための動作練習や、移動手段(歩く・車いすなど)が確保できるように歩行補助具の選択や治療を行います。このときに必要に応じて義肢、装具も使用します。
日常生活を安全に送れるように福祉用具の選定や住宅改修・環境調整を行います。
筋力増強運動・関節可動域運動・バランス練習などを通じて、基本的な日常生活動作(起きる・座る・立つ)・歩行などの運動能力を高めます。
日常生活を円滑に行うために必要な動作の訓練・指導などを行います。
●装具
週1回、金曜日に義肢装具士が来院し、義肢、装具の必要な方に対して、医師、セラピストと義肢装具士が相談し、作製を行います。
●住宅改修
自宅復帰をされる方に対して、退院前に患者さんと一緒に自宅を訪問し、動作の確認、手すりの設置や段差解消などの検討を行います。
また、必要に応じて、動作指導、介助者への介助指導を行っています。
応用的な日常生活動作(食事、整容、更衣、入浴、排泄等)を円滑に行えるように身体機能向上や実際の場面での動作訓練を行います。
また、身体機能面だけに目を向けるのではなく、趣味や役割などにも目を向け手工芸や折り紙などのアクティビティをすることで精神面にも働きかけます。
※「作業」とは食事や着替え、排泄などの日常動作や仕事・遊びなど、人間の生活全般に関わる活動をいい、治療の手段として用いています。
病気やケガにより起こる麻痺や関節運動の制限、筋力低下の改善を図ります。
その中で作業(※参照)を治療に用いるのが特徴です。
●上肢・下肢機能訓練
色々な物品を使用したりセラピストが他動的に動かし、筋力強化や円滑な関節運動を図ります。
●高次脳機能訓練
様々な課題を通じて、日付や時間の認識、集中力、注意力、記憶等の向上を図ります。
食事、更衣、排泄、整容、入浴など、毎日行っている動作について、その人に合った適切な方法を援助します。
●食事
利き手に障害を持つ場合、箸の使用など利き手交換の練習をします。
食べやすい食器や自助具など患者さんにあった道具の検討を行います。
●更衣
片手での着替えの練習や着脱しやすい方法などの指導を行います。
●排泄
一人でできるようにトイレ動作の練習やポータブルトイレの練習を行います。
●入浴
家庭用の浴槽で、実際に福祉用具などを使用しながら出入りの練習を行います。
調理、洗濯などの家事動作、買い物や公共交通機関の利用などの外出訓練、畳動作など実際の生活を想定して練習を行います。
●調理訓練
片手でも料理が行えるよう、福祉用具などを用いて調理訓練を行います。
●畳動作
布団で生活される方などに対して、床からの立ち上がり訓練を行います。
集団でのレクリエーションを通じて生活リズムの改善や他患者さんとの交流を作るなど精神面に働きかけたり、毎日の日付の確認など認知面の維持・向上にも働きかけています。
●趣味的活動
患者さんの作品です。
●集団レクリエーション
楽しく体操しています。話す・聞く・読む・書くといったコミュニケーションに障害を持った方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を営むことができるように支援します。
また食べる・飲み込むなど食事に関する障害を持った方にも評価を行い専門的に対応します。NSTやRSTの回診にも帯同しています。
■全身状態や実際の食事の観察、必要に応じて摂食機能検査を行います。
■食べやすく、安全に飲み込める食品や食事の留意点をアドバイスします。
■食事をとるための基礎的な練習を行います
■定期的な検査を行い、効果を確認します。
医師による嚥下内視鏡検査(VE)の結果をもとに安全な食事のとり方を練習します。
詳しい評価が必要な場合は嚥下造影検査(VF)を行っています。
外来や往診での評価も行っていますので詳しくは地域連携室(086-271-0917)まで「摂食機能検査を受けたい」と、お問い合わせ下さい。
VF・VE外来は、毎週月・金曜日(VEは金曜日のみ)の14時~(約1時間程度)です。事前に、予約が必要です。
●検査の実施日程
VF:毎週月曜・金曜14時~
VE:随時実施(日時は応相談)
・毎週金曜日の朝は、言語聴覚療法科内でVF・VEカンファレンスを行っています。
・毎月第3金曜日には医師・歯科医師とのVF・VEカンファレンスと勉強会を行い、
摂食嚥下リハビリテーションの質の向上を図っています。
主な仕事は、臨床心理査定、臨床心理面接、地域援助、研究の4つとされます。
臨床心理査定とは、患者さんと一緒に活動し、患者さんの行動を観察します。
また、面接や心理検査を用いて、その方の性格・背景をアセスメントします。
アセスメントの結果をふまえて、カウンセリングを実施します(臨床心理面接)。
カウンセリングでは、その方にあった心理療法を組み合わせて実施します。
当院では、外来患者さんと入院患者さん。そして、そのご家族に対して心理相談を行っています。
心理相談では、まず、対象者の心理社会的状態を理解します。
そして、次に問題解決を検討しています。
状態の理解には、臨床心理査定を用いて、問題解決には、カウンセリングを用います。
今井 鋼
外科 リハビリテーション部
リハビリテーション部 部長
出身大学:
専門分野:
専門 / 認定: