診療科・部門の紹介
当科では、糖尿病の診断と治療を行っています。
糖尿病はほとんど自覚症状がない病気です。
しかし、適切な治療をしないで病気が進行すると合併症という余病が出てきます。
例えば目の網膜に合併症が進むと視力低下や失明に至り、腎臓に進むと透析といった治療が必要になります。
これ以外にも手足のしびれといった神経障害、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、下肢の動脈硬化症、足壊疽などが起こってきます。
当院では医師、糖尿病療養士、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師などが連携し、糖尿病の診断、合併症の精査、栄養指導、薬物治療などの外来診療を行っています。
合併症の評価では、眼科受診、神経伝達速度、負荷心電図、冠動脈CT、頚部エコー、頭部MRI、MRA、血圧脈波等の検査が可能です。
近年糖尿病にはいくつかの新薬が開発され、患者さんの病態、ライフスタイルに合わせた治療も可能になってきています。
また、糖尿病教育および治療方針決定のための2週間程度の糖尿病教育入院を勧めています。
入院中には糖尿病教室への参加、糖尿病の状態の把握、合併症の有無を精査し、治療方針を決定します。
忙しい方を対象にした2泊3日の糖尿病教育入院もあります。
血糖コントロールが悪化し、インスリン加療が必要な患者さんには入院だけでなく、外来でのインスリン導入も積極的に行っています。
当院には糖尿病患者会「あおば会」があり、日帰り旅行、食事会などを開催しており、糖尿病患者さん同士および当院スタッフとの親睦を深め、患者さん自身がより積極的に治療に取り組んでいただけるよう支援しています。
※極めて専門性の高い治療が必要な場合は、専門施設へご紹介致します。
浪尾 淑子
内科 糖尿病内科
・日本内科学会認定内科医
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