ドライマウスをご存知ですか？口腔乾燥症とも言われ、眼に現れる乾燥症の「ドライアイ」と同様に注目されています。
現在ドライマウスの人口は８００万人と推定され、男性よりも女性に多く現れやすい症状です。ドライマウスを疑う症状としては・口が渇いて会話がしにくい、食事がしにくい・口の渇きで夜、目が覚めてしまう・舌の痛みや舌のひび割れ・味覚障害・口の中がネバネバする・口臭などがあります。服用中の薬の副作用やストレス、口呼吸、シェーグレン症候群などが原因で唾液の分泌量が減るために引き起こされる症状です。

治療法はそれぞれの原因に対して対処することと、口腔乾燥を和らげる目的で口腔保湿剤を使用したり、唾液腺を刺激するために・よく噛んで食べる・口腔体操や唾液腺マッサージをすること等をおすすめします。最初は口の乾きが気になる程度のため軽くみられがちなドライマウスですが、放っておくと口臭、虫歯、口腔感染症などのリスクが増加します。定期的な歯科受診をすることで歯や口腔粘膜の健康を保ちましょう。